中山道の旅

11:松井田宿


(怖い民話)・・舌切り雀



松井田宿・・JR信越線/松井田駅

       徒歩20分/松井田四つ角

      松井田七夕まつり(7月)


〜安中駅・・松井田宿・・横川(泊)


 新町駅に駐車させると、「列車が来ます。」の構内放送が聞こえた。

急げばその電車に乗れるようだが、習慣でトイレに行きたくなり、次の電車にした。

 

 あの電車に乗れば、高崎駅で安中駅に向かう電車に乗れたのだが、40分近い待ちになる。

仕方なく早めの昼食を高崎駅近くのファミリーレストランで済ませたが、これが今日の運命を

決めたのだ。

 

 安中駅を出ると、ゴロゴロ様の活動開始になる。まだ明るい雲空、雨もちらほら程度なので、雷を気にしながら歩を進めると、雨脚が強くなってきたが、重装備の雨具を着るほどでなく、ザックカバーを着けて、折りたたみ傘をさし、ピカーと光る雲間とごろごろの鳴りを聞きながら、町中を進む。

 

 中山道は碓氷川に沿って碓氷峠に向かう坂道が続き、碓氷川は左手のかなり下に流れているようで、家の間の急な下り坂を行けば流れに突き当たるだろう。

 

 安中宿の案内板につられて路地に入る。雨は小降りになり、武家長屋や郡奉行役宅を見学だ。

500mごとに中山道の道しるべだ。次の宿場までの距離が書かれている。平成の一里塚だ。

 

 まだ坂道は続き、残された杉並木沿いのケーキ屋で一休み。ここまで歩き通しである。

「中山道を歩いている人が大勢いますよ。」と誕生ケーキを写した沢山の写真の前で女主人が話してくれた。

 

 街道の名残だ。旅籠だったのだろうか。外壁が黒くなった2階建てで軒が丈夫にできていて、縦格子の出窓になっている。奈良井宿の写真などで見かけた古い旅籠が近くに残っている。

 

 明日はいよいよ峠越えになる。碓氷峠の麓、横川で泊まりだ。宿の近くに碓氷峠で働いてきた懐かしい鉄道車両の展示がある。

2012/5/28



次は何処の宿場へ