中山道の旅

2:蕨宿・浦和宿


(昔話)・・戸田の昔話・伝説集

    ・・蕨むかしばなし

    ・・埼玉県の昔話



蕨宿・・・JR京浜東北線/蕨駅

     宿場まつり(11月) 

浦和宿・・JR京浜東北線/浦和駅

     調神社 十二日市(12月12日)



〜赤羽駅・・(戸田橋)・・蕨宿・・浦和宿・・浦和駅〜


  赤羽駅から中山道に出るまでは狭い道を進み小さな坂を上り下りする。

交番だ。地図を見るより確か。「この左手の道を上がって、坂を下れば大きな道に

出るから、それを左に進むと戸田に出るよ。」と若いお巡りさんがお茶を、と親切に話してくれたが、

ここから冒険が始まりだ。

 

 坂を下る途中に小さな「中山道」の看板だ。清水坂を示す方向だが付近は工事中で、道なりに進むことにした。これが間違いの始まりだった。

 先ほどの話通りに大きな道に突き当たり、その道を左に行く。

歩道を進むと道路標識に、「笹目橋」とある。確かにその道を進めば(戸田)に行けるが、

中山道はどこだろうか。「戸田橋」を渡らないと次の蕨宿に行けないのだ。

   

 元の交差点に戻り中山道を探し始めた。17号線に出て左に曲がれば蕨宿は近くなる。

あの警察官に中山道はどこと尋ねなかったので、30分間ほど迂回してしまった。

 

 戸田橋だ、歩道は橋の両側にあるが、中山道は右の歩道が次の右曲がり角に便利である。

 土手の上に昔は渡し船でここを渡った・・と渡船の記念石碑があった。

   

 蕨宿にのぼり旗が掲げてあるある。蕨宿開宿記念の催しがあったようだ。

中山道は17号線を横切り、古い家並みを残してうねうねと続いていて、これこそが中山道だ。

   

 浦和宿に入る手前の焼米坂で一休み。神社のようだが鳥居がなく、おまけに狛犬の代わりにウサギが守る調神社に立ち寄り、ここで蚊に餌を与えた。

 浦和宿だ。この宿場は市場として栄え、日を決めて露店が建った。今は12月12日の酉の市で賑わうのだ。

2012/6/14



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