宮ノ越宿・・JR中央線/宮ノ越駅
福島宿・・・JR中央線/木曽福島駅
上松宿・・・JR中央線/上松駅
贄川宿・・宮ノ越宿・・福島宿・・上松宿・・上松駅〜
「歩道がない場所があるので気をつけてくださいな 。」と親切な人が来た。国道を使って江戸に向かう人かも。目で会釈して追い越して行く人も。鈴の音を響かせて駆け足の旅人が行った。二人連れのおばさんが「花が咲いてて、良い時期ですね。」と声をかけて追越して行った。
ここは木曽路、木曽川、であれば木曽義仲となる。この人は埼玉県(武蔵国)で1154年に
生まれ、わずか30歳で矢に打たれて死んだ。仲良しの巴御前は一緒に居たかったとか。彼女は
90歳まで長生きをした。と資料館で聞いた話だ。
平家物語の源義仲がその人だとは。中山道は奥が深い。只歩いてるだけではダメなのかなあ。
江戸日本橋から67里38丁の中間地点に石造りの大きな標識が途中にあったようだが、街道で見つけたのは高さが50cmほどのちっぽけな石碑だった。
大型の石碑は工事用垣根の向こう側、国道19号線の道の駅にあるようだ。そこまで行って確かめるのも面倒である。
中間地点を過ぎたからあと半分歩くと京都だ。260km先だ。頑張るぞ。
思い出した。宮ノ越駅の手前だった。轟音で有名な山吹トンネルだ。中山道は崖崩れで19号国道と合流して居る所に200m程のトンネルだがすごい音だった。体をくりぬくような轟音が響いて、トラックが次々と排気ガスを吹き出して直ぐ横を通過してゆく。わずかの間だが車がない静かな時があったが、また、ゴウゴウと鳴っては通り過ぎて行く。なんでトラックばかり通るのだろうか。
両耳を手で強く塞いでも、全身で大騒音を実感できる。これからは耳栓も街道歩きの必須アイテムに加えないとだめかも。このトンネル通過が和田峠や鳥居峠よりも難所だった。
福島宿に入り疲労回復ドリンクを飲んで坂道に備えた。坂の途中に酒造(七笑)があり、坂の上には湧き水が出ている。もしかしてモーターで汲み上げていないだろうが。
2013/4/17
中山道の中間地点