中山道の旅

35:醒ヶ井宿・番場宿・鳥居本宿


醒ヶ井宿・・JR東海道線/醒ヶ井駅

番場宿・・・JR東海道線/米原駅

         湖国バス/番場バス停

鳥居本宿・・・近江鉄道/鳥居本駅


〜柏原駅・・醒ヶ井宿・・番場宿・・鳥居本駅〜彦根(泊)


 朝から雪が降りそうな雲行きだ。琵琶湖の近く「鳥居本宿」までのおよそ15kmだが行けるかな。時速3kmで5時間だから、15時頃には彦根駅に着くだろう。彦根城を見学する時間は作れそうだ。

 

 中山道は国道の歩道になり、遠くに大きな石を積んだ道標を発見。高さは4メートルはありそうだ。一抱えもある四角い石が4段重ね、一番上から大きな文字で、中、山、道と刻み込んである。ここまで出くわした道標の内では最大級である。

 

(中)の文字に(左)と刻まれている。この道の先を左に進むと中山道だ。

2時間ほど行くと、「醒井宿」だ。山が迫ってきた。左側の山を削って高速道路が走っている。

高い石垣が現れ、その上が神社なのか。石垣の下から清水が湧き出している。

 

 山と高速道路、湧き水が流れる川、両岸の並木、石灯籠、中山道に沿って不思議な空間が続く。川幅が3m程で、けして深くない川底いちめんに梅花藻がゆらゆらしている。全て湧き水なのか。流れはかなり速そうだ。

 

 お土産屋さんに入って一休みだ。

「この辺は雪が降らなければ住みやすいところですよ。」

「ただ先日の大雨は近くの河からゴウゴウと音がして、大きな岩が流れたときは驚きました。」

「雪はすごいですよ。自動車が埋まるほど一度に降るのです。お正月前には降るでしょう。」

 

 またまたでかい道標か。3本の石柱で。天辺に三体の石像があり、「おいでやす彦根」とある。

「鳥居本宿」に到着できた。小休止に(赤玉信教丸本舗)に立ち寄り、250年前の建物に感心して、350年の歴史ある胃腸薬を買った。名産品は道中合羽とか、で、都合良く冷たい雨がやってきた。

 

 近くの近江鉄道に乗って、彦根に移動。城を見学することができた。

ひこにゃん。大きな兜を被った三頭身のネコだった。初めて(ゆるキャラ)とご対面。

2013/12/20



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