中山道の旅

6:熊谷宿・深谷宿


(昔話)・・・河童の妙薬

    ・・・猫壇中

(昔話集)・・熊谷



深谷宿・・JR高崎線/深谷駅

     深谷八坂神社祭(7月)

 


〜熊谷駅・・熊谷宿・・深谷宿・・深谷駅〜


 ガイドと添乗員付きの豪華なツアーの企画だ。中山道の知識が得られそうだ。

案内書によると、熊谷の町を探索した後、昼食をしてから旧中山道を深谷に向けて歩く旅。

とにかくボーとしていてもガイドさんと添乗員さんに挟まれて、歩いていれば良いのだ。

 

 熊谷の町中をぐるぐると巡った後、デパートの中に中山道が通っている珍しい場所に行き、

待望の昼飯になる。

 

 さあ中山道歩きの始まり。国道17号線を越して幅の狭まくなった県道(中山道)に入る。

みんな歩くのが速い。ガイドの無線が聞けないくらいに離れるときもあり、ホイサ、ホイサ

と早足、息が乱れる。時速5km位で歩いている様だった。

これが一般の早さか。すごいぞ。

 

 靴も履き慣れたウォーキングシューズ、小さなザック、防寒がしっかりしていそうな上下、

歩きならまかせろの感じが漂っている。聞くと中山道をこのツアーで日本橋から参加したり、

東海道や奥州街道など主な街道を踏破したとか、猛者連達だった。

 

 ここで考えた。北に向かう中山道の町並みが東西に微妙に曲がっているのはなぜだろうか。

直線道路では風の影響が酷くて曲げたのか、まさか眠気を防ぐためだったか。

 東山道は直線道路だったが江戸時代になり、庶民の旅行ブームが宿場を作り、隣の宿よりも少し

は目立つように、宿を道に張り出して、これが次々と道路を曲げてしまったのかな。

 

 深谷の街に入ると、両側だけが煉瓦の外壁に挟まれた珍しいお店が目にとまった。立ち止まり

話を聞いていると例の添乗員さんが不機嫌そうに迎えに来た。

 

 レンガ造りの「深谷駅」に到着、埼玉県で唯一の偉人、渋沢栄一の銅像があった。

完走のスタンプ帳にガイドさんの証明印が押されてこのツアーはお終いになった。

2012/1/27



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