中山道の旅

9:倉賀野宿・高崎宿


(昔話集)・・群馬県の昔話

     ・・鉢の木の物語



倉賀野宿・・JR高崎線/倉賀野駅

高崎宿・・・JR線(新幹線)/高崎駅

      よしい祇園まつり(7月)


〜新町駅・・倉賀野宿・・高崎宿・・高崎駅〜


  大きなボタンが咲く庭を眺め、ツバメの囀りや時折聞こえるウグイスの声に立ち止まったり、

伸びきって先っぽに黄色の花がわずかに残る菜の花が咲く土手を進んだ。

 

 景色が四国とは段違いであり、晴れていれば日光などの山を身近に感じるところらしいが、

弁当を食べる場所もなくて、河原でサッカー少年の声を聞きながら、食すことになる。 

   

 鯉が沢山泳ぐちょっと汚れた川は、利根川と合流するらしい。

河原に灌木があり、向の土手までは距離があるから、大雨の時はここが満タンになるのかな。

と思いながら、2個入りのおにぎり弁当をさっと食べ終わってしまった。

空になった入れ物だけが残り、仕方なくお茶を沢山飲んで腹を膨れさせた。

 

 7km歩いて、倉賀野駅付近を通過、脇本陣跡の石碑で旧中山道を認識した程度であった。

 

 倉賀野神社の看板に案内されて立ち寄る。

かなり大きな神社で、巫女さんのご祈祷を準備する姿を見つけた。

 

 あと5km、うるさい車にも慣れてきたが、一休みする場所もなく、今度歩くときは携帯椅子を持ち歩くようにしよう。

 

 今日の目的地、高崎駅に近づきビル群が見え始める。さすが群馬の県庁所在地である。

若者で溢れていた。自転車の野郎がすれすれに音もなく通り過ぎて危ない危ない。

ベルを鳴らせ、と怒鳴りたい気分、歩道を自転車が高速走行するなんて、避けてくれよな。

 

 駅前のタワー美術館で京都西陣の展示があるとか、高齢者無料の看板につられて暗い展示場に入る。展示物に昔の匠のすごさに関心しただけ。

2012/4/30



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