奥州街道の旅

1:宇都宮宿、白沢宿、氏家宿


(昔話)・・三本杉とキツネ



宇都宮宿・・JR東北線/宇都宮駅

       梵天祭(11月)

 

白沢宿・・・JR東北線/宇都宮駅 

                           関東バス/白沢宿バス停

      白沢宿まつり(11月)

 

氏家宿・・・JR東北線/氏家駅



〜宇都宮駅・・白沢宿・・氏家宿・・氏家駅〜


 奥州街道は日本橋を起点に東北方面に向かい、総延長は北海道まで伸びている。江戸時代の道中奉行の管轄範囲は福島県の入口の白河までだが、今回は仙台まで進むことにした。

 

 宇都宮駅から街道の分岐点まではゆるい上り坂を2km行ったところだが、そこから奥州街道はアーケード街 (オリオン道り)を進んで、宇都宮駅に戻るコースなので、ズルをして駅からスタートすることにした。

 

 暫くは白沢宿を目指して県道125号線を歩くことになる。国道と立体交差する場所にたどり着き、ここで昼飯のハンバーガにかぶりついて再び歩き出した。

 

 片側2車線の道路は片側1車線になり、それにあわせて歩道も狭くなり、いつかそれもなくなった。

 

 周囲は住宅地から田園地帯に変わり、刈り取りが済んだ田んぼの向こうに山が見えた。

今日は歩き日和で、日陰は涼しいが日向はまだ夏の名残だ。

道は徐々に登り、そして今度は下り坂になり鬼怒川に近いようだ。

 

 白沢宿の入口だ、(ここから 白澤宿内)の立て看板があった。坂道を降ると(江戸時代の公衆便所跡)の立て看板とそのわきに小さな小屋がそれのようだ。中を覗くと・・肥え柄杓とか肥え桶が狭い空間に展示、江戸時代の匂いはもう消えていた。

 

 丁字路を左に入ると奥州街道。宿場の名残なのか、道は広く、両側に水路が設けられて小さな水車が回っていた。屋号札が各家に掲げてあった。白沢宿は日本橋から30里になる。ここにも明治天皇が休んだ場所の石碑があった。

 

 広々とした田園地帯になり、街道は真っ直ぐに北に向かっていた。イナゴを見付けたぞ。

手拭いを二つにたたんで袋を作り、イナゴが入るだけの竹筒を袋に縛り付け、イナゴを捕まえては袋に押し込み、親指で蓋をして、袋が一杯になるまで夢中でイナゴ捕りをしたころがあった。

 

 幅広い鬼怒川に出た。以前にこの下流で大きな決壊が起きた川だ。この付近も水位は高かく、川幅一杯に激流が走っただろう。と思いながら歩道の無い長い橋を急いだ。

 

 氏家駅の近くになり甘味屋で小休止、早めの電車を利用したが、事故があったのか時刻通りに進まず。不思議にも予定した時刻に帰宅する。

2015/10/12



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