奥州街道の旅

13:越川宿〜白石宿


越川宿・・・JR東北線/貝田駅

斎川宿・・・JR東北線/白石駅 

        白石市民バス/甲冑堂バス停

白石宿・・・JR東北線/白石駅

      まるごとうーめんまつり(7月)

(昔話)・・白石の昔話



〜貝田駅・・越川宿・・斎川宿・・白石宿・・白石駅〜


 今日の昼メシは白石市内に戻ってからだ。途中で何か腹に入れないと動けないかな。

街道沿いに沢山の柿が実っているが、きっと渋柿だ。

 

 4号線の歩道はわずかな上り坂で、すぐに「宮城県」の県境看板だ。左下は東北線で、線路の向側に(越河番所跡)の立て看板が見えた。

 

 街道は国道から別れ東北本線と平行に進み、ガードを抜けて、左のわき道に入る頃だが、わき道は狭くなり、神社の森をまく山道だ。さらに進むとお墓が出てきた。薄暗い街道だ。東北本線の踏切を渡ると越河(こすごう)駅が近くにあり、異次元街道から歩道歩きに戻れた。

 

 今度は「馬牛(ばぎゅう)沼」だ。この沼には馬の首で体が牛の異獣がいたとか。

芭蕉と曾良もここを通ったと、曾良の随行日記に記録がある。

 国道から右に別れて(斎川宿)に入る(あぶみすり坂)に(孫太郎虫)の石碑があった。幼いの頃に(ひきつけ)が酷くて、桐の箱に入った貴重な(孫太郎虫)を飲まされた事があった。日本独自の高価な薬だろう。

 

 石造りの鳥居に守られた村田神社と甲冑堂があり、孫太郎虫資料館が併設されていた。

すばらくゆくと住宅地になり、片側にだけバス停が有る不思議な道だ。周りは柿畑だ。

バス停付近にいた人に「この辺の柿は渋柿ですか。」「全部そうですよ。ころ柿にするのです。」

 

 バスを待つ人が来たので聞くと「ここのバスは一方通行ですよ。」と答えてくれた。

また東北本線を越すと両側の山が迫り、500メートルほどの谷間になった。そこに4号国道と、東北本線、東北自動車道、さらに東北新幹線が走っていて、中山道の関ヶ原と同じようだ。

 

 ソロソロ白石の街が近くなって、警察署の建物が現れ、コンビニでトイレ休憩になる。

わき道が街道で直ぐに元の道に戻った。ここから白石駅まで2kmと近いが町中にも街道の案内がなくて路地を曲がり損ねると思わぬ方向に進みそうだ。

 

(入場無料)の看板を発見。つられて門をくぐった。玄関をのぞき込んでいるとご主人が出てきて、屋号のこととか浜松に住んでいたとか、地震で土蔵にヒビが入ったなど。話はながーく続いた。

 

 白石城が近くにあり、見学を終えた高齢者グループが何組か駅に向かっていった。

2016/10/26



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