奥州街道Ⅱの旅

7:一ノ関宿〜前沢宿


山目宿・・JR東北線/山ノ目駅

前沢宿・・JR東北線/前沢駅

     前沢牛まつり(6月)

(昔話)・・はしわの若葉



<中尊寺>


<前沢宿>


〜一ノ関駅・・山目宿・・前沢宿(泊)


 一ノ関の街に「リニアコライダーを東北へ」の立て看板やノボリが目立つが何だろうか。

直線20kmの粒子加速器でビックバンを再現する世界ブロジェクトを岩手県が誘致しているが、実験でブラックホールが生まれると地球が一瞬で消えるとか、1兆円を越す予算が必要とか。

 

 東北線山目駅で休憩、トイレから出るとパトカーがやってきて警察官が飛び出してきた。

逮捕にきたのかと、何の犯罪なのか自問してみたが、畑での放尿しか思い当たらない。それでも罪だが逮捕は重すぎる。警察官はトイレに急行した。トイレに死骸はなかったぞ。

数分後、警察官はホッとして、パトカーは去っていった。

 

 山目駅の裏側は高さ20mほどの長い堤防で向こう側は川の流れがあるのだろうか。

堤防に登れる道を発見、早速、探索開始。川はなくて遠くの山まで広い田んぼが続いていた。

北上川の流れは山のキワのようだ。

 岩手県は山が多くて北上川に流れが集中して洪水の危険があり大きな堤防を築いているとか。

 

 4号線と東北線に沿った堤防を眺めると、数人が堤防を歩いている姿を発見、手を振ってみた。気が付いて手を振り返してきた。あの人たちは堤防歩きのグループだろうか。

 

 平泉の駅に来た。

昼飯時になった。駅の近くに洒落た食事どころがあるとネットで調べて来たが定休日だ。近くの羊かん屋で食事ができそうだ。店の奥で包み紙を折りたたんでいる店員の姿と窓際に種類別の羊かんが積んである。

 今夜の宿で食べようか、とゴマと塩の羊かんを買い、ザックに詰めたが食べる機会を失い、重たいまま帰宅することになった。

 

 駅前から2km先の中尊寺までの道路はケーブルの地中化工事が行われていた。

毛越寺の道標にあったが、「ケゴシデラ」と読みたい。(越)を「オツ」と読めるが「モウオツジ」が「モウツジ」になり「モウツウジ」になったと寺のホームページにある。

 読めない漢字の道路標識は併記したローマ字が頼りです。

 

 木立の中に大きな鳥居があり、道は下り坂になった。

川を越すとガソリンスタンドだ。人がいた。これから先の道を聞くチャンスだ。

 

 「前沢にゆく道を教えてください。」「この道を国道4号線に出て、5分行くと前沢ですね。歩きでですか。それなら今バスが入ったところを曲がって真っ直ぐに進んでください。・・・」

 

 坂の途中の交差点に西日を受けた小さな建物は郵便局だ。隣はトイレらしい。記念に消印をもらい、311のことを聞くと「大して揺れないでお人形さんが落ちただけでしたよ。」

 

 暗くなって来た道は高速道のインターを迂回し、木の影から何か出そうな狭い道の坂を登った。

工場の脇からは下り坂、また登ると歩道に出た。木の枝が覆いかぶさって歩きにくい場所だ。道は二股に分かれて舞鶴温泉の道標が左を示していたが、温泉には縁がない右の道を下った。

 

 もう暗くなりヘッドランプを点灯して、前沢の街を目指した。

肉料理店を見つけて暗い駅周辺を探した。ほどよく空き腹になり、ステーキを頼んだが、自分で焼く方式で、温めの鍋で肉の脂身を使って焼いた。美味いものではない。宿代よりも高価だが歯ごたえのあるいつもの赤身が恋しくなる。

 

 宿は駅前にあり、寒い風呂場で生ぬるい風呂だ。温めで焼かれた前沢肉の気持ちを味わった。

2018/11/26


とろけそうな前沢牛


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