東海道の旅

4:大磯港めしや


(昔話)・・須賀の亀

    ・・ボラのヨーバミ



平塚宿・・・JR東海道線/平塚駅

      平塚七夕まつり(7月

大磯宿・・・JR東海道線/大磯駅

      東海道大磯宿場まつり(11月)



〜茅ヶ崎駅・・平塚宿・・大磯宿・・国府津駅〜


 茅ヶ崎駅からスタートだ。松並木がしばらく続きケヤキ並木に変わり、小さな坂道を進むと相模川を(馬入橋)で越えて,変化の無い国道1号線の歩道をひたすら進むことになったが、交差点の信号はその度に赤になり小休止させてくれた。

 

 本陣跡などがある様だが,この付近は看板などは無く案内書を頼りに歩け歩けだ。

坂道は住宅地の中を行き、街道の両側は小高く松や梅の木々が茂り、時折、鳥の声がした。街道歩きと思われるの一団が下ってきた。街道は鉄道の塀に遮られ、地下道を潜る事になった。

 

 今度は松林の降り坂が続いた。海が近くになり街道沿いの魚屋は店の前で干物を製造中だ。

 

 街道から急坂を下りると直ぐに港だった。釣り人が桟橋で楽しんでいる姿だ。大島が見えた。

港の食堂ならお土産屋があると想像したが、小さな小屋が食堂だ。昼時で席は埋まっている。

 

 店の前に立つと威勢の良いおばちゃんが「30分ほど待って」とのことだ。冷たい風が吹き抜ける場所での30分間はつらい。

 

 待ちくたびれることも無く、イワシの煮付け定食がやってきた。卵を抱えた大きなイワシだ。丸々とした2匹のイワシだ。煮崩れしていないぞ。それにブリの刺身と小イワシの唐揚げだ。

 

 海料理の素朴な味だ。次のお客がやってきて押し出されて店をあとにした。街道までの登る坂の途中は防潮堤だった。台風の時などは大きな扉で閉ざされるのか。

 

 街道に戻ると電柱に海抜7mと出ている。道は上下しながら海抜23mに到達した。松林が出てきた。街道の両側は木々に覆われた。歩道からは家があって海は見えないが、庭先は崖になりその下は高速道路があるらしい。(太平洋岸自転車入口)の看板があった。

 

 松並木を通る自転車道は歩けるようだが、今日はあいにくの曇り空で海は寒いだろうな。旧東海道の道標に従って左の路地を行くと登り坂になった。直ぐに急な下り坂になり再び歩道に飛び出す。

 

 今度は右の城山公園を目印に進むと旧道の面影が残る上り坂になった。

またうるさい自動車の走る歩道歩きになった。4km行くと旧道が待っているらしいが気がつかない間に通り過ぎたようだ。

 

 歩道は左手に海が見える高台に出た。夕日は既に終わっていた。相模湾だ。目をこらすと左奥に江ノ島らしい島影。右手には伊豆半島の山並みがある。これから向かう箱根山が間近になった。

2016/2/22


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