甲州街道の旅

14:金沢宿・上諏訪宿


(伝え)・・諏訪の七不思議他



甲州街道72景より

    (蔦木宿)中村英一画の一部

 金沢宿・・・JR中央線/青柳駅

上諏訪宿・・JR中央線/上諏訪駅

      御柱祭(4・5月)



〜富士見駅・・金沢宿・・上諏訪駅〜茅野(泊)


 甲州街道は工事現場を迂回して、街道の最高地点(海抜965m)の看板がある場所までゆるい登りが続いた。あの笹子峠より130m低い程度だ。

ちなみに富士見駅は中央線では一番高い場所で標高が955mになっていた。

 

 周囲の山は白い霧で頂上は消えて、林が続く街道も雨で霞み、緑の木の間に見える谷間の田んぼだけは黄金色だ。コスモスが咲いてる。空気が澄んでるからか、高原の花は色が鮮やかだ。

 

 すずらんの里駅が下に見えてきた。「あそこで休もうか」と連れからの声があったが駅は屋根付きの階段と狭いホームがあるだけでトイレはなさそうだ。遙か遠い所からでも確認できた。

 

 次の青柳駅は斬新なデザインの待合室がある無人駅だ。待望のトイレへ駆け込む。

まだ11時半だが、これから先に屋根付きの場所はなさそうであり、ここでおにぎりタイムにした。午後2時近くになると南の空から暗い雲が覆い被さってきた。

 

 茅野駅から数km行って途中からバスで戻る予定だが、茅野駅近くで休んだ喫茶店で上諏訪駅

まで行けると叱咤され、気合いを入れて再び歩き始めた。

 

 雨は止んだ。今日は富士見駅を出てから茅野駅まで13km来たのだ。   時間がまだあるので、上諏訪まで行けば夕食時になる。でも7km先だ。

 

 しばらく国道を行き、街道に入る。足長神社に上る階段を発見、近くに手長神社があるそうで二つ神社の関係はあるのか。そしていつの間にか上諏訪市内に入る。車が走り、人がいて、ここは都会だ。

 

 10分遅れるとの駅のアナウンスを聞いて、それならばと上諏訪駅名物の足湯に浸かり、今日の4万歩と日本橋から200kmを頑張った足をもみほぐしたのだ。

2015/9/17



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