甲州街道の旅

8:白野宿〜鶴瀬宿

甲州街道72景より

    (笹子トンネル)橋本豊治画の一部

白野宿・・・・JR中央線/大月駅

         富士急山梨バス/白野下宿バス停

阿弥陀街道宿・JR中央線/笹子駅

黒野田宿・・・JR中央線/笹子駅

駒飼宿・・・・JR中央線/甲斐大和駅

鶴瀬宿・・・・JR中央線/甲斐大和駅



初狩・・白野宿・・阿弥陀街道宿・・黒野田宿・・笹子峠(1096m)・・駒飼宿・・鶴瀬宿・・甲斐大和駅〜


 笹子峠への分岐から国道と別れ、道はさらに登り坂になる。矢立の杉の入口看板があったが、

壊れた看板で判読できない。右の道は途中から草が生い茂っている。

近くの家で尋ねたいが呼び鈴を押しても人はいない。

 

 仕方なく自動車道路を上ることにしたが、あとで調べると、草の道が旧甲州街道だった。

 

「矢立ての杉近道」の看板にホッとして自動車道路と別れて、今度は山道の甲州街道に入る。

顔に張り付く蜘蛛の糸を払いながら山登りは続き、太い幹を持つ杉の木に出会えた。

 

 この周辺は整地されて、顔が後と前にある両面地蔵尊が祀られ、干からびた手水舎と不釣り

合いな歌碑がありハンドルを回すと解説と歌が鳴り出す仕掛けがあった。

 

 ここから車道に出られるが、折角なので細い山道を楽しむことにしたが、甲州街道なのかなあ。朽ちた橋を幾度か渡り、ストックを使い坂道を上り、急な登りが続き、舗装道路に出た。

 甲州街道を旅した人たちはかなり難儀をしただろう。

 

 登録有形文化財の笹子トンネルだ。出口が見える短さ。道幅は車が一台やっと通れるようだ。

ヘッドランプを点灯して、峠を越すのが正規の道だが、怖いもの見たさでいざ突入。

 トンネルは明かりも無く、心霊スポットとして有名だ。

 

 トンネルを出ると歩行者用の道案内があり、それに従って降ることにした。良く整備された山道で足を速めて、チョコチョコと快調に駆け下りる。

再び舗装道を下ると、ニセアカシアの群生地帯だ。しばらく香りを楽しんで歩を進めた。

 

 道は細くて急になり、鶴瀬宿の本陣跡があり、近くに場違いなコーヒーの看板を発見する。

甲斐大和駅から帰宅する。

2015/5/26



次は何処の宿場へ