中山道の旅

15:長久保宿


長久保宿・・JR北陸新幹線/上田駅

       JRバス関東/長久保バス停


〜上田駅〜長久保宿(泊)


 寝ていても暑いし、9月も末になれば涼しくなるだろうと、中山道歩きの計画を立て始めた。

上田駅から和田宿行きのバスがあることを発見して、俄然、勇気が沸いてきた。

 

 前回は大雨に叩かれたので、折りたたみ傘をやめて、登山用の強力なゴアテックスのカッパを準備した。これを着ればどんな雨でも歩ける。それに峠道は危険な生物(山蛭)がお腹を減らして血液を待っているだろうから用心だ。

 

 そのほか2本のストックと、携帯の椅子、これに軽食と3日分の下着やらで、重量は6kgとなってしまった。中山道歩きにしては重装備である。これなら台風が来ても歩けるぞ・・・と安心した。

 

 上田駅ではバスの出発までの時間、上田城を見学することにした。

真田幸村が守り抜いた城であるとか、今まで見た城と比べると意外にちっさい。天守閣が無いからかな。源治郎信繁が本名とか、ガイド役のおじさんが話す、6文銭の家紋から始まり、30分を越える話だった。

 

 真田十勇士の猿飛佐助? 霧隠才蔵? 三好清海入道など、懐かしい名前だ出そろうが、架空の人物だった。これらの名前は幼い時にラジオドラマで聞いたのか。漫画で読んだのか、定かで無い。冒険物語。忍術を使うと煙が出て大きなガマガエルになったりしていたかな。

 

 1時間ほどバスに揺られた。長久保宿に入ると狭い路地で両側に止まっている車をぎりぎりに避ける見事な運転、鋭角なカーブは向の屋根すれすれで切り返しながら進む。さすがプロである。

 

 今宵の宿は笠取峠からくる中山道が和田峠に向かう曲がり角にある浜田屋旅館で、120年の歴史があるとか。若女将が足にすがりつく子供と一緒に迎えてくれた。7歩で登れる急な階段、中庭があり、私たちは2部屋を占領した。鯉の煮付けが夕食にでた。ここで一泊だ。

 

 明日はここから100円バスで凡そ1時間先の和田峠の登り口まで行けるとは、ありがたや、ありがたや。

2012/9/27



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